【ミニクーパー(4代目)】シャシーと画面世界は次世代の表現へ #199台目【試乗インプレッション】

中央に丸いディスプレイが鎮座していることが大きな特徴である4世代目のミニクーパー。

そのディスプレイが大きな注目点ではあるが、走りのほうも見逃せない。

外観・デザイン

期待通り従来の雰囲気を踏襲したデザインとなっている。

形はこれまで通りにしつつも、ヘッドライト内部やホイールなどで先進感、世代が進んだ感を出すという定番のスタイル。

ボンネットを開けるとヘッドライトが取り残されるという特徴的な構造さえも受け継がれる。

昔ながらのスタイリングとブランドとファンを裏切らずに、しっかりと守り続ける。

これが出来なくなって台無しになった車種を知っている身としてはキープコンセプトが嬉しい。

リアエンドにサイドダックテールスポイラーのような跳ね上げる形状が付け加えられているのを発見した。

BMW X1でも見つけたが、ウィンドモールのチリが明らかに合っていない。

丸っこく処理された角や僅かに床方向へと傾斜したテールなど、雰囲気を損なわない範囲で空力処理もちゃんとやってあるらしい。

テールランプはこの世代から三角形になった。

内部を何個ものライトで区切って独立して光らせる構造により、任意の発光パターンを選択できるらしい。

繊細な光の表現を実現しているが、ユニオンジャック感は先代のほうがあったと言えるだろう。

どうやらオープンカーモデルだけ四角形のライト形状を維持しているらしい。

内装・インターフェース

今回の新型MINI最大の特徴は、中央に鎮座する円形ディスプレイ
デザイン性は極めて高く、質感や世界観の作り込みは**Tesla Model 3を上回るレベル**と感じるほど。

なんならこのテスラディスプレイを使って、他の市販車のすべてがやっていなかったような次元でクルマの世界を作っている。

ただし──

操作性は完全に犠牲になっている。

・スピードメーターでさえ呼び出しが必要(画面上部の車速をタップして呼び出せるっぽい)
・ブレーキホールドや各種機能がどこにあるか分かりづらい(左上らへんの燃料計やらをタップすると良さそう)
・エアコン操作も階層が深く、直感性が低い
・燃費やシステム状態の表示も不明瞭

丸形UIは見た目重視の設計で、
実用面では“ごちゃついて使いづらい”のが正直なところ。

先代のUIもBMWほどパッとは使えなかったが、この世代も方向性は同じ。
むしろデザインに振り切った分、使い勝手はさらに悪化している。

先代には存在していた物理のコントローラも当然ながら存在しない。

前照灯が消せない…

ライト類のスイッチさえも意味を為さない。クルコンにはキャンセルボタンが見当たらない。

あちこち触っていて「バカじゃないの?」と真剣に思った。

また内装にはファブリック素材が多く使われているが、粉や土のような汚れ、臭いなどが体積しそうである。

じっさい私が借りた個体も白っぽくなっていたし…

また布素材はコストダウンだという意見もある。

個人的には環境にも人にも優しそうな雰囲気が出ているので悪くは感じないし、随所でアンビエントライティングと合わせた上品な表現が為されているとは思ったが…


取り回し・視界

ボディサイズ自体はコンパクトながら、
膨らみのあるデザインの影響でサイズ感は掴みにくい。

・バックカメラでも距離感が分かりづらい
・後方は目視+補助前提
・フロントはソナー頼り

慣れれば問題ないが、直感的に扱いやすいクルマではない。

でもこのサイズゆえ、扱いやすさが購入の障壁になることは無いだろう。

駐車中に扱いづらいと思ったら窓を開けて顔を出すか、シートベルトを付けたままドアを開けよう。

(シートベルトを外した状態でドアを開けると安全装置の機能により車両が強制停止する。)


パワートレイン

軽量ボディの恩恵が非常に大きく、
数値以上に“速く感じる”加速性能を持つ。

特に特徴的なのが「ゴーカートモード」

・トルクを強調した加速フィール
・アクセル操作に対するレスポンスが非常に鋭い
・100km/h以降も素直に伸びる

同価格帯で比較すると、
BMW 3 SeriesやBMW 5 Seriesよりも“加速の体感コスパ”は高い。

踏み始めからグイグイ伸びるトルク型ターボは健在。軽いからかBMWより明らかに速い。

また低速域では空走感もあり、
使い方次第では燃費も期待できるセッティング。


乗り心地

基本的にはややゴツゴツ感のある欧州車的フィーリング

ただし、

・硬いわけではない
・減衰は比較的ゆったり
・安心感やしっとり感はある

一方で気になるのが減衰の動き。

段差通過後に
「上→下→上→収束」という動きがあり、
ややダルい制御にも感じる。

いわゆる日本車的な減衰の“間延び感”に近い印象もあり、
このあたりは好みが分かれるポイント。

燃費性能や快適性とも両立が実現している

ハンドリング

このクルマの本質。

とにかく異常なまでにクイック。

・ハンドルの遊びはほぼゼロ
・少し切るだけで“グワッ”と向きが変わる
・FRスポーツカーと錯覚するレベルの応答性

ただしその代償として、

・切りすぎると一気に不安定
・初心者には怖い領域
・段差で手元が揺れやすい

「速く走ること」だけに特化したセッティング。

「先代と比べてゴーカートフィールが薄れた」という意見がある。

確かにゴーカートっぽさは減ったが、ゴリッゴリのスポーツハンドリングである。

わざとゴーカートみたいな操作性にしていた先代に対し、この世代はシャシー性能の高さを活かしたノータイムなレスポンスが存分に光っている。

名前と恰好はMINIだが、次世代のドイツ車のゴリッゴリな走りの世界がそこにある。


旋回性能・安定性

旋回能力自体は非常に高く、

・ロールはほぼ感じない
・フロントのグリップも強力
・アクセルを踏んでも破綻しない

実際、都心環状のような高速コーナーでも
かなりの速度域で安定して走れるポテンシャルを持つ。

無理そうなスピードでカーブに突っ込んでも、乗りたいラインに対してタイヤのキャパシティさえ足りていれば、適当にハンドルを切るだけで勝手にクルマがクリアする。

ただし、

・段差での挙動変化は大きめ
・調子に乗って突っ込むとタイヤの過労死ラインは早め
・ドライバーの操作に強く依存

クルマの爆速で突っ切る能力自体は高いのだが、そのスピードレンジで無駄なヨコG変化を抑えた滑らかで一貫性のある走りを実現しようとすると、乗り手は相当に繊細に操作してやる必要がある。

相当に難しいと思う。

「オンザレール感」と「操作難易度」が同時に存在するクルマ。


総評

新型MINIは、

・走り → 極めて高性能(特にハンドリング)
・デザイン → クラス随一
・実用性 → 犠牲になっている

という、非常に尖った一台。

特に評価すべきは、

・ゴーカート的なダイレクトな操作感
・軽さを活かした加速と旋回性能
・次世代BMW MINIのシャシー完成度

一方で、

・UIの致命的な使いづらさ
・細かい装備操作の不親切さ
・実用面のストレス

といった問題も無視できない。


結論

“走りを楽しむためのMINI”としては最高レベル。
ただし、“日常で使う道具”としてはかなりクセが強い。

デザインと走りに惚れて買うならアリ。
合理性で選ぶつもりなら気合を入れて使い方を覚えよう。

マルバツ評価

〇:遊び心全開な世界観造りを実現するセンターディスプレイ & 次世代のドイツ車を感じさせるシャシー。グイグイ進む俊足なる加速感も変わらず

×:テスラディスプレイ化で直感的な使い勝手が致命的に損なわれた

自分の試乗レポート

今回も記事本編はAIに書かせた。

自分が走行中に音声で書いた試乗レポート↓

ミニクーパー

車体自体は小さいがもっこりと膨らんでいるし、バックカメラでも距離の感覚を掴みづらい。

フロントはソナーで、右と後方は目視で、後方もソナーやカメラ、必要に応じて窓から顔を出しておぎないながら取り回せば問題はない

ハンドリングがかなり硬派。

少しで切るだけでもむちゃくちゃグワっと曲がっていく特性を持ってる。

ちょっとでも切りすぎたらフラフラになる。

初心者なら怖いなと感じるレベル。

ただクイックに車体を動かすことだけに全てを集中している感じがある。

乗り心地はほどよくゴツゴツ感があるけど、ある程度減衰はゆったりさせている印象がある

多分、廉価グレード向けの設定。

価格や装備よランク上がればまた変わっていくらず。

ハンドリングのフィールはFRのスポーツカーと区別がつかないほど。

段差を超えたときに手元でガタっと不安定になるんだけど、とてつもない旋回性を持ってる。

法定速度を超えるとポンって言う警告音を鳴らしてきて気に障る。

ハンドルの応答性は、ノータイムで遊びはほぼない。

従来型からの期待通りで、100キロから上も12分に元気よくグイグイと走ってくれる。軽いからか馬力の割には加速がよい。

3シリーズや5シリーズあたりと比べても加速のコスパがよい。

特にゴーカートモードだとトルクで思いっきり走っていくから、数値の割にはむちゃくちゃ速く感じる

ただちょっとUIがデザインに振りすぎてむちゃくちゃ見づらいし使いづらい。

ブレーキホールドやレーンキープどころか、スピードメーターすら呼び出すのに一苦労。

まぁメーターは画面上側の速度の数値をタップしたらすぐに呼び出せるけど。

エアコンはオートと電熱ヒーターオンリーってかんじ。

メニューを開くのがだるい。

また瞬間燃費計やマイルドハイブリッドモニターはどこから出すのかわからない。

燃費の計器のページはシステムの動作状況を教えてはくれない。

テスラを上回るほどのデザイン性を誇るが、機能はごちゃついてるし丸っこいせいで使いづらいし、完全に見掛け倒し。

素晴らしいアピールになる一方で、これは実際に触れた際の購入意欲を下げるし、買った後も満足度をドブに捨てそうに見える。

先代も画面は小さいしコントローラーは奥まったところに配置しているし回転方向が左ハンドル用から変わっていないしと酷いものだったが、この世代も酷い。

ちなみに、都心環状のカーブに100キロで突っ込んでも何も起こらなかった。

それくらい安定性が高い。

FRっぽいふらつきはある。

ちょっと手元のハンドルでフラフラする感じがある。

段差を超えてもコトンと揺れるので、サーキットのような条件のいいカーブじゃないとフラつきやすくはある。

でも車全体の安定性はむちゃくちゃ高い。

タイヤの旋回方向の限界は、急ハンドルを切って強い負荷のコーナリングをすると意外とすぐ来る。

また段差でもフラつきやすいため、人間の乗り方、ラインなどの管理がむちゃくちゃ大事。

オンザレールな走行フィールではあるが、人間の技能に依存するところはちゃんとある。

カーブでハンドルを切ってもほとんどロールしないし、フロントタイヤのキャパシティも多少アクセル踏んでも全く苦しくならない

ガチガチに次の世代のBMWミニのシャシー性能をアピールしてくるような硬さになってる

乗り心地はゴツゴツ感がありはするんだけど、全く硬くない。

むしろ快適感と外車っぽい安心感がある。

でも個人的にはちょっと減衰がだるい気がする。

段差を超えた後に上まで来てから下まで行って、また上にいって戻ってそこで消えるみたいな。

日本車みたいな減衰のダさを感じてしまう。

ゴムブッシュの捩れを使って上下動を抑え込むような感じではない。

市街地の低速域ではニュートラルに入れているようで空走力が高い。上手く使えば素晴らしい燃費が出そう。

ちなみにパーキングに入れて停止していても前照灯が消せないらしい。

どれだけ探しても機能が見つからなかった。

車中泊とまでは言わないが、ちょっとした休憩中にどうするつもりなのだろうか。

アホ。

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