【ファンカー再来】ひっくり返っても落ちない!「マクマートリー・スピアリング」

皆さんは「重力」を信じていますか? 最近、Top Gearの公式サイトで公開されたある映像が、世界中のガソリンヘッド(と物理学者)に衝撃を与えています。

なんと、**「停止した状態で、真っ逆さまになっても落ちないクルマ」が登場したのです 。 今回は、物理法則をファンでねじ伏せる変態マシン、「McMurtry Spéirling(マクマートリー・スピアリング)」**の正体に迫ります。


1. 逆さまになっても落ちない「魔法」の正体

このクルマがヤラセなしで天井に張り付いていられるのは、それが「ファンカー」だからです 。 車体後部に搭載されたツインファンが、路面(あるいは天井)の空気を猛烈な勢いで吸い出します。

  • 驚異の吸引力: 停止状態からでも、**約2,000kg(2トン)**ものダウンフォースを発生させることが可能です 。
  • 計算上の勝利: このマシンの車重はわずか1,200kg

2,000kg(吸い付ける力)>1,200kg(重力)

つまり、自分の重さを遥かに上回る力で吸い付いているため、逆さまになっても物理的に「落ちようがない」わけです 。まさに地上を走るジェット機、あるいは究極の掃除機と言えるでしょう。


2. 伝説の「走る洗濯機」シャパラル 2Jの再来

「ファンカー」と聞いて、あるマシンを思い浮かべた方はかなりの通です。 そう、グランツーリスモ等のゲームでもお馴染みの**「シャパラル 2J」**です

かつてレース界に「箱型の扇風機(あるいは洗濯機)」のような姿で現れ、その圧倒的な速さゆえに即禁止された伝説のマシン 。スピアリングは、その狂気的なコンセプトを21世紀のEV技術で蘇らせた、いわば**「進化した最新型扇風機」**なのです


3. スペックは「バグ」レベル:軽自動車サイズに1000馬力

スピアリングの凄さは、そのコンパクトさとパワーの対比にあります。

項目スペック備考
全長3,500mm 軽自動車(3,395mm)とほぼ同等
最高出力1,000馬力 軽の自主規制(64馬力)の約15倍
0-100km/h約1.5秒F1マシンすら置き去りにする加速
価格1.5億円〜 世界限定100台のプレミア品

「軽自動車みたいなサイズ感なのに、中身はF1より速い1000馬力のEV」という、文字通りの変態スペックがこのマシンの魅力です


4. 1.5億円で「物理を超越」する体験を買う

このマシンは単なる実験車両ではなく、**「Spéirling Pure」**として実際に100台限定で販売されます 。 価格は1.5億円からと高額ですが、F1以上のパフォーマンスと「天井を走れる(理論上の)性能」が手に入ると考えれば、安い……のかもしれません

ちなみに、動画の最後では僕のGT-Rも重力に抗って反転させてみましたが、結果は……ぜひ動画で確認してください(ゴム紐の力は偉大です)

あなたは、このファンカーの「ファン」になりますか?


まとめ:未来のハイパーカーは「空力」を自ら作る

翼を大きくして風を待つ時代は終わり、ファンで自ら風を作り出す時代へ。 マクマートリー・スピアリングが示したのは、電気自動車(EV)とファン技術が組み合わさった時の、底知れない可能性でした。

今後、この技術が市販車にどうフィードバックされるのか(あるいはされないのか)、目が離せません!

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