【4代目ソリオ】箱型スポーツカーという新たな選択肢 #178台目【試乗インプレッション】

個人的におじいちゃん・おばあちゃん人気ナンバーワンだと思っているソリオ・スペーシアだが、乗ってみたことは無かった。

てっきりゆったり系だと思っていたが、むしろキビキビと楽しく走れる。

深夜の諏訪湖エリアをドライブしつつ、予想を裏切る走行フィールを確かめてきた。

外観・デザイン

最廉価グレードは柔らかいハロゲン。

「ケチったな」と一目でわかるし、目つきに力が無くデザイン的にもアンバランス感。

クルコンさえ付いていないことを除けば実用上の不便はあまりないが、個人的にはお勧めしない。

しかし上下に神殿のようにドッシリと構えたフロントマスクには小柄なサイズながらに重厚感があり、サイズ感らしからぬ迫力を持っている。

スペーシアや上位グレードとの比較。

車内空間の広さを感じさせる立ち姿。

軽自動車のホイールベースを伸ばしたようなサイドシルエットが特徴的。

これによって軽自動車の使い勝手のままに広大な車内空間が実現している。

内装

もともと低価格帯の車である上に廉価グレードなので期待できるものはない。

クルコンや電動パーキングなども廉価グレードは非搭載。

センターにカップホルダーがない。

2列目にはリクライニングがあり、空間も広いため非常に快適。

実走行インプレッション

取り回し

サイズや車格としてはコンパクトカーだが軽自動車感覚で乗れる取り回しの良さを維持している。

箱型ボディと高い視点で万人にオススメ。

免許取り立ての人が最初に買うクルマとしても素晴らしい。

駐車場を出る程度でもハンドルの要求回転量が多いこと以外、特に弱点は無い。

パワートレイン

てっきりエンジン音ばかり跳ね上がって何も加速しないのではないかと思っていたが、実際は爽快感があって気持ちが良い。

料金所を出てから加速している際、ちょっと加速力が過剰に感じてアクセルを緩めたくらいである。

CVTの制御と気持ちよく回っていくエンジンによって加速感は見た目のイメージの上を行くものであり、思わず笑みがこぼれるほど。

120km/hを越えるような速度域においても加速性能、安定性能共に充分なものがある。

スポーツモードもありアクセルのストロークも短く、軽く踏むだけで気持ちの良い音を上げて回っていくエンジンが楽しめる。

100km/h巡行時のエンジン回転数は2000以下に抑えられ、静粛性も問題なし。

走行ペースを抑えれば燃費の良さも手に入るが、真冬に乗るには暖房熱の立ち上がりが遅いという不満はある。

乗り心地

こちらもゆったり系ではある。

4つのアシをしっかりとストロークさせてはくれるが、衝撃吸収の要領はあまりないようで、マンホールに軽く落ちた程度の軽い入力でもゴツンと入ってきてしまう。

今どきの軽自動車はアンダー200万円でも非常にレベルが高い車種が多いことを考えると並みだが、特に大きな不満ではないので気にせず買えば良い。

120km/hを越えるあたりからちょっとアシにダルさが出始めるが高速を走っていて不安を生じさせるほどのものでもない。

ハンドリング

狭いところではハンドルの要求回転量の多いゆったり系だったが、車のハンドリング特性はむしろキビキビ気味である。

ハンドルを動かしてから向きが変わるまでの応答性は良い方で、少しでもハンドルを振れば車がしっかりと応える。

高速道路でハンドルを振ってもスパッと向きが収まってくれて安定感がある。

車体こそ箱であり駆動方式もFFだが、4つのサスペンションがしっかり伸び縮みして旋回姿勢を作る。

軽さも感じられる。

マルバツ評価

〇:使いやすい箱型でありながら運転の楽しさと走行安定性と手ごろな価格を持っている

×:廉価グレードでは装備や所有感に欠ける

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