【共食い感】シカの肉を食べてみたら気持ち悪くなってしまった

グルメ

東京から富山へ上高地経由で向かう最中の道の駅で、シカのカツ丼が食べられる。

場所は道の駅・風欠の里だ。

ソース鹿カツ丼は1400円。これだけで私の普段の1日の食費の予算と同じくらいの額である。

揚げたてサクサクで届いた。

9時30分営業開始だが、10時過ぎのオーダーで2番。平日の山奥ではこんなモノなのだろうか…

さて本命の味であるが、サクサクで衣が厚く、揚げたてでカツ丼としての質は非常に高いものであった。

値段の割に米が少し薄いが、小食な人にも難なく食べきれる量であるし、そのためのライス大盛りだ。

調理工程や料理の質は良いものであったが、問題はジビエと私との相性にあった。

噛み始めはサクサク感とソースで誤魔化せるが、明らかに違和感のある独特な感触がある。

筋肉質な血生臭い風味のお肉。

トンカツの亜種として食うには個人的には少ししんどい。

人間を共食いするとこんな感じになるのかもしれないという気持ち悪さが湧いてきてしまった…

個人的にシカという生き物は好きであり、深夜に近所をドライブしているとしょっちゅう出くわす同居人のようなものだ。

その親密感と罪悪感ゆえ精神的に強いストレスを受けてしまったのかもしれない。

犬を飼っている愛犬家が観光地の人生経験だからという理由で犬の肉を食ったときのような気持ち悪さ。

繰り返しになるが、料理そのものは非常に高品質であった。好みと相性の問題である。

食べてから数時間、脳裏に鹿の姿が浮かんで消えなかった。

数日経った今でも、ジビエのことを考えると胃の辺りに気持ち悪い感触が浮かんできてしまう…

タイトルとURLをコピーしました