防災・非常食について調べていると必ず目にするのが「えいようかん」だ。
その中でも一層目を惹くのが「チョコえいようかん」である。
「ランダムに書き出した単語同士を結び付けるところから開発が始まった商品というのは往々にして外れやすいことから疑っていたが、好奇心が勝ったので買ってみることにした。
万が一の事態があっても大丈夫なよう、4箱中の1箱だけがチョコバージョンになっているものを選んだ。
チョコえいようかん
パッケージを手に取ってみての感想は「意外に小さい」だった。
銀ピカに光る右上の「備」はイメージの何倍も眩しい。本格的に非常食として作られていることを感じる。
5個入りでギッチギチにパッケージされている。
徹底的に外気を遮断して長持ちさせてやろうという気概を感じるが、そのぶん開封はちょっと慣れが必要である。
こんな風に外周に沿って一周させる。
面白いのが「口に含んだ瞬間の香りはチョコレートっぽいが、すぐに羊羹のお砂糖の味わいに戻る」ことである。
砂糖が強すぎることもなく、硬すぎることもなく、量が多すぎることも少なすぎることもない。
「素晴らしくよくできた商品が結果的に”普通”という感想をもたらしている」といった感じ。
防災商品としての総合パッケージの優秀さを感じ取ることとなった。
普通のえいようかんの方は試していないが、その必要も感じない。
せっかくコンパクトで保存期間も長いので、簡易的な熱対策を加えたら水と一緒に車載しておこうかな。
普通のえいようかん
ノーマルモデルのほうのえいようかん。
ネットで「甘さが強すぎる」という意見を聞いたので一個だけ食べてみることにした。車載用バッグから取り出す。
保管期限を延ばすためなのでしょうがないだろうが、開けやすい・食べやすいとは言いづらいパッケージ。
舌先にザラザラと砂糖がたくさん触れるが、私はむしろチョコ味の方が糖分は強いように感じる。
食べ進めると小豆の味わい。普通のようかんとして美味しく食べられるので、私のような甘いもの好きは災害用備蓄として10~20箱くらい買い置いておくのもアリかなと思った。
まあ日常的に食べるなら普通のようかんで良いとも思うけど…