爆死というほどではないが、明らかに売れそうな仕立ての割に思うような結果とならなかったウェイク。
実際に借りて乗り回してみて、何かダメなところがあったのか確かめていく、。
外観・デザイン

廉価グレードなので見た目は質素だが、背の高さやワイルドさ、ギア感などが表現されていてデザインは全く悪くないと思う。
マジでなんで売れなかったんだ…

内装
ウェイクの内装は、正直に言えばかなり割り切った作りである。ハンドルは樹脂感が強く、車内も一面が樹脂で覆われているような印象だ。軽自動車なので仕方ない部分はあるが、それでも質感はかなり低い部類に入る。

ハンドルについては、適当なステアリングカバーでも被せればある程度は改善できるだろう。しかし、インパネやドア周りを含めた車内全体の質感は、どうしても安っぽさが目立つ。スペーシアカスタムが190万円程度で買えることを考えると、装備感や見た目の上質さでは勝負にならない。

特に新車価格170万円級の軽自動車として見ると、もう少し見栄えが欲しくなる。実用車として割り切るなら問題ないが、所有満足度や高級感を求めると厳しい。走りの印象が意外に良かっただけに、内装の質感の低さが余計に目立ってしまう。
シフトはストレート式で、操作自体は単純である。ただし、簡単に行き過ぎるため、適当にバッと操作するユーザーにはかえってストレスが溜まるかもしれない。SレンジやLレンジも備わっているが、ノンターボである割には通常走行でそれらを積極的に使う必要はあまり感じなかった。
ハザードスイッチは、一見すると奥まった位置にあるように見える。しかし実際には意外と手が届きやすく、ボタン自体の表面積も広い。角の位置を目印にして押せるため、見た目の配置ほど悪くはない。ただ、なぜ左端寄りに配置したのかは少し疑問である。
二列目は広さこそある。前後スライドもリクライニングも備わっており、実用性は高い。ただし座面は固めで、アームレストもなく、落ち着いてくつろぐような雰囲気ではない。スペース重視の実用車としては十分だが、快適性や上質感で勝負するタイプではない。

一列目と二列目を倒したり傾けたりして多彩なシートアレンジが可能だが、操作系がいちいち硬すぎる。
カーシェア車だからこういう運用をされていないせいで緩んでいない説はあるが、何から何まで操作が硬くてウンザリした。
車中泊や積載のたびにあんな重労働やってらんないよ…
ちなみに前後の長さが制限される軽自動車でも、このように一列目がフラットになって後席と繋がれば快適に寝られる長さを確保できる。

また、記憶が正しければステアリングの調整機構がなかった可能性がある。今回は確かめ忘れたが、自分の場合はシートの前後調整とリクライニングだけで不満のないポジションに合わせることができた。ただ、ハンドルが動かないとなれば、人によってはそれだけで選択肢から外れる要素になり得る。ドライビングポジションの自由度は、軽自動車でも軽視できない部分である。
取り回し
ウェイクは定番の箱型ボディであり、取り回しについてはほぼ文句がない。車体の見切りが良く、小回り性能にも大きな不満はない。背の高い軽自動車らしく、街中での扱いやすさはしっかり確保されている。
軽自動車の規格内でこれだけの室内空間を持ちながら、普通に狭い道や駐車場で扱えるのは強みである。車体の四隅も把握しやすく、慣れてしまえば大きさを意識する場面は少ない。背が高い分だけ存在感はあるが、横幅は軽自動車なので、街乗りで困るようなサイズ感ではない。

一方で、操作系の配置には少し気になる部分がある。運転席右側にあるアイドリングストップ停止ボタンやオートハイビーム系のボタンは、奥まった押しづらい位置にある。走行中に操作しようとすると視線や体勢を持っていかれやすく、かなり危ない配置だと感じた。
特にオートハイビームは、走行中に操作する可能性が普通にある機能である。「走行中に操作するな」という建前では済まない。もう少し自然に手が届く場所に配置してほしい部分である。
アイドリングストップの制御はかなり好印象だった。軽く止まった程度では作動せず、ブレーキを奥までしっかり踏み込んでようやくエンジンが止まる。この設定は非常にありがたい。一時停止が連続する場所や、駐車場で切り返しをしている場面で、いちいちエンジンが止まらないのは大きな美点である。
さらに、アイドリングストップ前にエアコンを切っておくと、停止時間を延ばすような使い方もできる。エアコンのボタン群は大きく、操作しやすい。止まる前にエアコンをオフにし、走り出した後に温度を高めたり低めたりして調整するようなエコドライブもやりやすい。細かい話ではあるが、日常で使うクルマとしてはこういう部分の扱いやすさが効いてくる。
パワートレイン
今回のウェイクはノンターボである。数値だけを見れば、1040kgの車重に52馬力・60Nmという組み合わせであり、決して余裕があるようには見えない。ターボモデルでは64馬力・92Nmとなるため、スペック上の差はかなり大きい。
しかし実際に走らせると、ノンターボとは思えないほどよく走る。CVTの制御が上手いのか、走り出しから意外なほどグイグイ前に出る。ゆったり流れに乗っている限り、遅いと感じる場面はほとんどない。むしろ昔の軽自動車のように、少し踏んだだけでドカンと過剰に前へ出る感じがないため、扱いやすい。
Dレンジでは、アクセルを踏んでから加速力が盛り上がってくるまでに一呼吸待たされる。しかし、その後の加速感は悪くない。直列3気筒らしい音を上げながら、スイスイ、ヒュンヒュンと気持ちよく回っていく。

少し踏めばヒュイーンと加速していき、実際にはターボなのかと勘違いしたほどである。高速域でも120km/hくらいまでなら割とスムーズに乗っていく。もちろん余裕しゃくしゃくの大排気量車ではないが、軽のノンターボとして考えるとかなり印象は良い。
SレンジやLレンジも用意されているが、通常走行ではあまり必要性を感じなかった。ノンターボであっても、CVT任せで十分に走れてしまう。市街地でも高速道路でも、「全く悪くないじゃん」という評価になる。
ブレーキの感触も良い。単に軽いだけでもなく、強く押さえつけるだけでもない。踏み応えに厚みがあり、程良い抵抗感とストローク感がある。軽自動車のブレーキとしては安心感があり、走行性能の印象を底上げしている。
この走りを考えると、ブレーキホールド機能が欲しくなるくらいである。動力性能に大きな不満がない分、日常の快適装備がもう一歩欲しくなる。つまり、それだけ基本的な走行性能は悪くないということだ。
乗り心地
ウェイクの乗り心地は、意外としっかり感がある。少し足がストロークした後に、ダンと揺れが収まるような印象だ。背の高い軽自動車なのでフワフワするのかと思いきや、そこまでだらしない動きではない。
走行中は、足回りをある程度パタパタと動かして段差を受け止めようとしてくれる。軽い段差への対応は上手く、基本的には快適に走ってくれる。街乗りで普通に流している限り、乗り心地が悪いと語るようなクルマではない。
ただし、ボディ剛性そのものは良いとは言いにくい。足回りの使い方でしっかり感を出しているが、ボディ自体が頑丈なわけではない。背が高く、開口部も大きい構造なので不利な部分はあるのだろうが、最新のDNGA世代のダイハツ車にあるような、骨格からしっかりしている感動はない。
むしろボディはペラペラ系である。足回りのセッティングで何とかまとめている印象が強い。軽い段差なら問題ないが、少し大きめの衝撃が入るとドカドカとした乗り心地になる場面もある。
それでも、全体としては無難に乗れる。粗さはあるが、破綻はしない。背の高い軽自動車として見れば、乗り心地はかなり健闘している。少なくとも「乗り心地が悪いから嫌だ」と言い切るような方向性ではない。
ハンドリング

ウェイクのハンドリングは、この手の箱型軽自動車としてはかなりまともである。コーナリングではアンダーステアが控えめで、前が少し遅れて動いていく程度に収まっている。曲がり始めの反応は鋭くないが、まともに曲がらないという感覚はない。
ハンドルは少しゆったりしている。しかし、無理に突っ込まなければ問題はない。前下がりの弱アンダーで安定させる、定番の安心志向の挙動である。軽自動車らしく車体が軽いため、加速だけでなく旋回にも余裕がある。
伊勢湾岸自動車道のような高速域でも、安定性は意外と悪くなかった。背の高い軽自動車なので、横風には多少持っていかれる。しかし普通に走っている限り、不安定で怖いというほどではない。
120km/h前後でも実用域として成立している。速度の乗りも普通に悪くない。ハンドルの応答性は少し遅れるが、その遅れも許容範囲である。むしろロールは想像より抑えられており、走りにはしっかりとした安定感がある。
もちろん、強風が吹けば進路を持っていかれるだろう。背の高い箱型ボディである以上、そこは避けられない。しかし、通常の高速走行ではかなりまともに走る。軽ハイトワゴンとしては、走行安定性に大きな不満は出にくい。
このクルマの面白いところは、走行性能に関しては特に大きな欠点が見当たらないことである。ノンターボでも遅く感じにくく、乗り心地も悪くなく、高速安定性も悪くない。ハンドリングも破綻していない。実際に乗ると「全く悪くない」という評価に落ち着く。
まとめ
ウェイクは、乗る前のイメージよりもずっとまともなクルマであった。ノンターボでも想像以上によく走り、CVTの制御も扱いやすい。乗り心地も無難で、高速安定性も悪くない。箱型軽自動車としての取り回しも良く、日常の実用車として大きな不満は少ない。
一方で、内装の質感はかなり厳しい。170万円級の軽自動車として見ると、樹脂感の強さや装備感の物足りなさは目立つ。スペーシアカスタムのようなライバルと比べると、商品としての華やかさや所有満足度では不利である。
つまりウェイクは、走らせるとかなり良い。しかし、展示場で見たときやカタログで比べたときに、積極的に選ばせる力が弱かったのかもしれない。
「なんで売れなかった?」と思うほど走りは悪くない。しかし「では新車でこれを選ぶか?」と考えると、内装や装備の弱さが引っかかる。ウェイクは、実際に乗ると評価が上がるが、買う前の段階で損をしていたクルマである。
マルバツ評価
〇:走行性能が全体的に優秀で自然吸気でもほぼストレス無し。
×:170万円の割には内装の質感が低くてプラスチックまみれ。ブレーキホールドが無い。
自分の試乗レポート
時短のため記事本文はAIに書かせている。
運転中に音声で書き留めたメモ↓
ウェイク
何もかも悪く無さ過ぎて「なんで売れなかった?」
車体番号を公式サイトで紹介したところグレードは 「 L”SAⅢ”」であった。
ノンターボ。1040kgで52馬力/60Nm.
新車価格は170万円。
(ターボになると64馬力/92Nm)。
価格帯は137~187万円ほど
ストレート式シフトは簡単に行き過ぎるので、適当にバッと入れるユーザーにはストレスが溜まるかも。
SレンジやLレンジがあるが、ノンターボである割にはあんまりそういうのを使う必要はない。
定番の箱型ボディー。小回り性能の類にほぼ文句は無い。
記憶が正しければハンドルの調整機構が一切なかったらしいが、確かめ忘れた。
自分の場合はシートの前後とリクライニングだけで不満ないポジションに合ってしまったが、ハンドルが動くことすらないなんて、選択肢から一発で外れかねないよなぁ…
CVTの制御のおかげなのか意外と走り出しからぐいぐいと前に出る。
ゆったり走ってる位なら遅いと感じる事は無い。
むしろ昔の車のように、ちょっと踏むだけでドガンと過剰に前に出ることが無い点で扱いやすいくらい。
ハンドルが樹脂で、内装も一面が樹脂。
ハンドルについては適当なカバーでも被せればマシになるだろうが、
車内は正直酷いと思う。あまりにも質感が低い。
スペーシアカスタムが190万円程度で買えることを考えると、装備としても質感としても何も勝負にならない。
でも走行性能については特に大きな不満がでない。
「全く悪くないじゃん」て言う評価になる。
乗り心地には意外としっかり感がある。
少しのストロークの後に、ダンと揺れが収まる印象。
でも、ボディーの剛性自体はまぁ良くはないな。
足周りの使い方でガッチリさせているけれど、ボディー自体が頑丈なわけではない。
背が高いので開口部が大きくなって不利になるのかもしれないが、DNGA採用の最新のダイハツ車のような感動はない。むしろペラペラ系。
軽く止まった位だと。アイドリングストップは作動しないのが最高。
一時停止の連続地帯や駐車中の切り返しなどで非常にありがたい。
止まった後に、奥底までブレーキを踏み込んでようやく停止する。
ただ運転席右側にあるアイドリングストップストップボタンやオートハイビーム系のボタンは奥まった押しづらいところにあり、走行中に操作してたら路肩や対向車に突き刺さりそう。
命を危険に晒す設計だと思う。
特にオートハイビームは「走行中に操作すんな」も現実的ではない。
アイドリングストップの前にエンジンを切っておくだけでストップ時間を延長できる。
エアコンのボタン群が大きいため、止まる前にオフにして、走り出したら温度を過剰に高め、低めにセットするというエコドライブ法がある。
走行中の乗り心地としては、ある程度足回りをパタパタと動かそうとしてくれる。
多少の段差への対応はうまくできてる。
基本的には快適に走ってくれる。
普通に流れに乗る程度だったら全然遅いとも感じないし全く悪くないなぁ。
走行性能としてはブレーキホールとか欲しいって思うくらい。
軽い段差程度なら足はストロークするけど、ちょっとの衝撃でドカドカとするような乗り心地にはなっちゃう。
無難に乗れるから、「乗り心地が悪い」みたいな方向性で語るようなものではないとは思う。
スピードを出した先の安定性は全く悪くない。
少し踏めばヒュイーンと加速していく。
ターボなのか?とマジで勘違いしたくらいに加速に恵まれており、120km/hくらいまで割とスイスイと良く。
ハンドルはちょっとゆったりしてるけど、無理して突っ込まなければ問題ないと言う感じ。
ブレーキはただ軽いとかめっちゃ押さえつけるとかじゃなくて、厚みを持っているような踏み応え。
程良い抵抗感とストローク感が安心感を与えてくれる。
Dレンジではアクセルを踏んでから加速力が盛り上がってくるまでは一呼吸待たされる
でも加速性能は気持ちいい。
直3の例の音を上げながらスイスイヒュンヒュンと気持ちよく回る。
ハザードは奥まった位置にあると思いきや、意外とスッと手が届くしボタン自体の表面積も広い。
角っこから目印にして押せる。
見た目の配置の場所の割には悪くないと思う。
ただなんで左端に持っていったのかはちょっとわかんない。
二列目は座面が固く、アームレストもなく、なんか落ち着きはしないがスペースはある。
リクライニングも前後スライドもある。
ーーー伊勢湾岸自動車道へ上がる。ーーー
コーナリングとしては、この手の箱型車の中ではアンダーが控えめ。
前がちょっと遅れて動いていく程度。
その遅れとアンダーがほどほどで、まともに曲がって行かないということもない。
ある程度のスムーズさを持って追従していってくれる
スピードを出した先の安定性も意外とまともで、ちょっと風に持っていかれるけど、全然安定性悪くないよ。
速度の乗りも普通に悪くない。
120km/hくらいなら実用域。
ちょっと応答性が気持ち遅れるだけ。
前下がりの弱アンダーの安定した定番の挙動になっている。
軽いおかげで加速も旋回も余裕あり。
強風が吹いたら進路を持っていかれるだろうけど、普通に走ってる限り悪くない。
ロールも強くはないがしっかり抑えてくれて、走りには安定感がある。
〇試乗翌日にやること…
short動画、NAに付くターボ用ダクト
ウェイクと他車の記事を完成させる